2015年1月9日放送

松崎町「今と昔を語る会」

地域のお年寄りと子どもたちが小正月の伝統行事を通して世代間の交流を深める、「今と昔を語る会」がきょう(9日・金曜日)松崎町の総合福祉センターで開かれました。この行事は、遠野市社会福祉協議会松崎支部が遠野に古くから伝えられてきた小正月の行事を地域の子どもたちに伝えるとともに、一人暮らしのお年寄りと子どもたちの交流を深めることを目的に毎年開いています。きょうは、老人クラブの会員のほか遠野中学校の福祉委員会のメンバーや白岩保育園の児童などおよそ100人が集まりました。初めに、餅つき体験のほかみずき団子とまゆ玉作りが行われました。餅つきでは、掛け声に合わせて子どもたちが老人クラブのメンバーに教わりながら楽しそうに餅をついていました。その後、自分たちで作ったみずき団子とまゆ玉を、みずきの枝に飾りつけました。飾り終わったみずきを前に祝詞が読み上げられ、五穀豊穣や家内安全を参加者全員で願っていました。きょうは、みずき団子作りのほかに、田んぼに見立てた雪の上に松の枝を差し込んで豊作を祈る「お田植え」と、農作物をカラスの被害から守ろうと願う「烏よばり」も行われました。烏が実際にやってくると子どもたちからは歓声が上がっていました。その後、語り部の菊池タキさんによる昔ばなしが披露され、子どもたちは興味深そうに聞き入っていました。最後に、みんなでついたお餅をおいしそうに食べながら、老人クラブのメンバーと話すなど、交流を深めていました。きょう飾られたみずきは、来週15日(木曜日)まで総合福祉センターで飾られるということです。

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