2014年12月23日放送

「遠野の景観」保存調査委員会

今年度1回目となる「遠野の景観」保存調査委員会がきのう(22日・月曜日)市立図書館で開かれました。「遠野の景観」保存調査委員会は、大学や地域の区長など12人で組織され文化的景観として保存すべき遠野の景観の調査などを行っています。きのうは、はじめに辞令交付が行われ、今回新しく荒川牧野(あらかわぼくや)農業協同組合代表理事を務める新田嗣さんをはじめ合わせて12人に辞令が手渡されました。この後、今年度2回開かれた山口の水車小屋の保存活用に関するワークショップで出だされた意見など3件の報告と協議事項1件について事務局から説明がありました。このうち、山口の水車小屋保存修理事業の修理方針案について、山口の水車小屋保存活用ワークショップで地域住民から出された意見をもとに次の世代に継承するために水車小屋の現状の構造、外観の維持を原則に修理を行うと説明がありました。出席した委員からは、破損した部分については地元の木を使い、伝統工法によって修理するなど地域で水車小屋を守っていくという意識をもっと高める必要があるのではといった意見が出されました。なお、この日提案された修理方針は、満場一致で承認され、山口の水車小屋は来年11月の完成を目標に修理に向けて動き出すということです。

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