2014年12月19日放送

市民ワーキング会議

遠野市進化まちづくり検証委員会で示された提言について市民から意見を聞く2回目の「市民ワーキング会議」が、昨夜(18日・木曜日)市民センターで開かれました。この市民ワーキング会議は、進化まちづくり検証委員会で示された行政区と自治会の再編、そして地区センターを拠点とした地域づくりなどについて市民から直接意見を聞こうと先月(11月)に次いで開かれました。昨夜の会議には、市内各町の地区センターから推薦を受けた13人のうち11人が出席しました。会議では、先月、行政区と自治会の課題について意見が交わされましたが、昨夜は、地区センターの役割と体制をテーマに意見が交わされました。初めに市の担当職員が現在の地区センターの体制やこれまでの取り組みにおける成果と課題について説明しました。この後行われた意見交換では、今後予想される人口減少において、地域コミュニティの拠点となる地区センターのさらなる充実を求める意見が出されていました。特にも、事務の多様化によって地区センター職員の負担が大きくなっていることから、職員の数を増やしてほしいといった意見や、地域住民も積極的に関わりを持つことで、職員の負担を軽減させることが必要ではないかといった意見が出されていました。一方では、将来的な人口減少により地区センターの職員数の減が予想される中、民間に委託することも考えられるが、その際、地域づくりの専門的分野に精通した人が従事できるような仕組みができれば、職員数が減っても維持できるのではないかといった意見や、高齢化が進む中で身近で気軽に相談できる場所であってほしいといった要望もありました。また、地域活動専門員の活動については、地域活動を支援してもらうことで地域住民が地域づくりに前向きになれるので良いといった意見もありました。2回にわたり開かれた市民ワーキング会議での意見は、議事録にまとめ、来年2月21日に予定されている遠野市進化まちづくり検証委員会に提出されるということです。

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