2014年12月16日放送

年末年始地域安全運動出発式

犯罪や事件・事故の多発が予想される年末年始を迎えるにあたり、きのう(15日・月曜日)から来年1月3日までの20日間、「年末年始地域安全運動」が実施されています。この運動の開始に合わせ昨夜あえりあ遠野で出発式が行われました。「年末年始地域安全運動」は毎年この時期に全国で実施されています。運動の重点は・街頭犯罪などの抑制・振り込め詐欺など特殊詐欺の被害防止・少年の非行防止活動の強化・子どもと女性の犯罪被害防止となっています。昨夜の出発式は、警察や遠野市防犯協会連合会をはじめとする地域安全に関わる多くの関連機関・団体が連携を図り、特別警戒活動を積極的かつ効果的にするため、運動の開始に合わせて行われました。遠野市防犯協会連合会などのメンバーおよそ80人が集まる中、遠野警察署の佐藤義信署長が岩手県内で起きている犯罪件数などについて報告をしました。それによりますと、11月末までに県内で発生した刑法犯認知件数は4775件で、このうち、遠野市での数は52件となっています。この中で、振り込め詐欺などの特殊詐欺は、11月末までの県内で74件、このうち遠野市では1件となっています。また、鍵をかけないことで起こる侵入盗の件数が、岩手県は全国でワースト1ということです。こうしたことから佐藤署長は「ぜひ、地域で見守り活動をお願いしたい。各家庭での鍵掛けを徹底し、パンフレットや商品を送りつける詐欺なども増えてきているので、自分は大丈夫と思わずに誰かに相談してもらいたい」と注意を呼び掛けました。その後メンバーは班ごとに分かれ、中心市街地で市民にチラシなどを配り、防犯を呼び掛けていました。また、きのうはこの運動に合わせて遠野警察署と少年ボランティア協会が合同で青色回転灯をつけてのパトロールが行われました。きのうはパトカーと青色回転灯をつけた車4台が犯罪などが起きないように市内をパトロールし、啓発を強めていました。

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