2014年12月15日放送

歳末助け合い演芸大会

恒例となった遠野市地域婦人団体協議会の歳末助け合い演芸大会がきのう(14日・日曜日)市民センター大ホールで開かれました。この演芸大会は、全国一斉に行われる歳末助け合い運動に合わせて毎年、開催されています。演目の発表を前に遠野市地域婦人団体協議会の海老糸子会長が「各町の婦人団体がこの日のために練習してきました。盛大な拍手をお願いします」とあいさつしました。演芸大会ではまず、「わたしの主張」平成26年度遠野地区大会で最優秀賞を受賞した遠野東中学校3年の佐藤穂乃佳さんが、「この壁を越えて」と題し、病と闘い他界した母から苦難に立ち向かう生き方を学んだことを発表しましました。この後、市内8つの各地域婦人団体協議会から息の合った踊りや地元の芸能、また、子どもたちと一緒に流行のアニメソングに合わせての踊りや寸劇など、趣向を凝らした演目が次々に披露されました。また、舞台演出に力を入れた「忠臣蔵」も披露され、舞台の迫力に会場から大きな拍手が送られていました。きのうは、遠野市地域婦人団体協議会から社会福祉に役立ててほしいとして入場料の一部15万円が、遠野市社会福祉協議会の臼井悦男会長に贈られました。また、おととい(13日・土曜日)は、宮守町の恒例行事である歳末助け合い大演芸会が、みやもりホールで開かれました。歳末助け合い大演芸会は、一年の歌や踊りの練習の成果を披露し、社会福祉に貢献したいという思いから宮守民謡保存会が主催し、ことしで32回目となります。大演芸会には、およそ20団体が参加し、民謡や舞踊などを披露しました。また、宮守民謡保存会の子ども会員による民謡披露では、会場に集まったおよそ170人が微笑ましそうに見入っていました。ことしの10月に「最大の三味線合奏」のギネス世界記録を更新しキネスブックにも登録された、日本郷土民謡協会のメンバーとして参加した、岩手宮守会の14人が、「津軽じょんがら節(六段)」を披露しました。この日は特別ゲストとして宮古市出身で、去年日本民謡協会民謡民舞全国大会で内閣総理大臣賞を受賞した小田代直子さんと、盛岡市在住で日本民謡協会全国大会厚生労働大臣賞を受賞した中田桂敏さんの出演もあり、迫力ある歌声に集まった人たちは聞き入っていました。また、大演芸会の前には入場料の収益を福祉に役立ててほしいと宮守民謡保存会の佐藤芳夫会長から目録が手渡されました。寄付されたお金は、歳末助け合い運動の一つとして地域福祉のために使われるということです。

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