2014年11月26日放送

防災行政無線を整備

遠野市が昨年度から行っている「消防・救急デジタル無線」と「移動系デジタル防災行政無線」の整備工事が進められています。きのう(25日火曜日)は、高清水高原に建てられた基地局の検査が行われました。この整備は、これまでのアナログ方式の設備の老朽化や無線の統合が課題となっていた「消防・救急無線」と「移動系防災行政無線」をデジタル方式の無線設備に更新するものです。事業費は、およそ9億3600万円で、このうちおよそ4億円が国からの補助金で賄われています。この整備のうち、高清水高原の基地局は、今月、工事が終了し、関係者が検査を行いました。関係者は、設計図通りに設備が整っているかなどを確認し、検査の結果、問題はありませんでした。整備されるデジタル無線は、高清水高原のほか寺沢高原にも基地局を設置することで通信エリアが広くなり、通信指令システムとの連携が強化されるということです。このほか消防・救急デジタル無線の整備によって、新たに消防団用に可搬型の無線機などが配備される予定で、災害への対応力を高める効果が期待されるということです。市によりますと、今後は通信試験などを行い、来年2月上旬の供用開始を予定しているということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.