2014年11月17日放送

小友・平笹浄水場施設工事 安全祈願祭

小友簡易水道の平笹(ひらざさ)浄水場を築造(ちくぞう)することになり、きのう(16日・日曜日)、工事の安全祈願祭が行われました。安全祈願祭は、平笹浄水場隣の建設予定地で行われ、本田市長をはじめ、小友町の区長や住民などおよそ20人が出席しました。遠野市の水道は、昭和29年の小友簡易水道の創設から60年に渡って市内に水道施設の整備を進めてきました。小友簡易水道は、平笹浄水場をはじめ、長野浄水場、宮崎取水ポンプ場、土室(つちむろ)浄水場で水道水が作られており、現在は364世帯、1152人に給水しています。そのうち宮崎取水ポンプ場の取水量が減少し、施設の改善が必要となったため、宮崎取水ポンプ場を廃止し、水量を確保できる平笹浄水場にその機能を移転・増強することになりました。きのうの安全祈願祭では、宮司(ぐうじ)による祝詞(のりと)が読み上げられたあと、本田市長や工事関係者による鍬入れが行われたほか、地域の代表などが祭壇に玉串(たまぐし)を捧げ、工事の安全を祈っていました。平笹浄水場の浄水棟と配水池(はいすいち)の新設工事は、およそ1億3000万円をかけて行われ、平成28年3月に完成予定です。浄水処理方法はこれまでの「緩速(かんそく)ろ過方式」から「急速ろ過方式」に変更されます。浄水能力は、1日あたり24.6立方メートルでしたが346立方メートルとなり、小友簡易水道最大の浄水施設になるということです。新設された平笹浄水場からは、長野地区などを除く小友町のおよそ7割に向けて平成28年4月から給水されるということです。

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