2014年11月10日放送

国際ボランティア連携事業 活動報告会

アフリカ連合の青年ボランティアが、遠野市で学校訪問などの活動を行った報告会が先週(7日・金曜日)開かれました。アフリカ連合の青年ボランティアとして遠野で活動をしたのは、カメルーン・ナイジェリアブルキナファソ出身の4人です。ことし8月24日に来日した4人は、神奈川県の国際研修施設で日本語の勉強をしたあと、遠野でおよそ一カ月半日本の文化に触れ、アフリカについても知ってもらおうと、地域でのアフリカの文化紹介など活動をしてきました。アフリカ連合からの青年ボランティアは、東日本大震災の被災地での復興支援を目的に、遠野を拠点に活動するのは、今回が3回目です。報告会には活動を支援してきた人など35人が集まる中、ボランティアの4人はスライドを使いながら遠野での活動の様子を紹介しました。遠野市教育文化振興財団で国際理解講座を開くなど活動したエリック・ポルゴさんは、市内の学校訪問について紹介し、緑峰高校で、ホップでできた和紙を使ったしおり作成の様子などを報告しました。その中で、適切な学習環境と、先生たちが生徒たちに手厚いサポートをしていることについて触れ、アフリカの教育・サービスの向上につなげていきたいと報告しました。このほか3人は、日本で驚いたこととして、礼儀正しさと優しさ、電車の時間が正確なことなどについて紹介していました。また、ボランティア4人からは、外国人観光客を呼び込むためにフェイスブックやツイッターを利用しての情報発信の他に、道や観光地などの看板に英語の表記もあれば、外国人観光客にとっていいのではないかといった、提案もでていました。ボランティアの4人は、今月20日に日本をたち、それぞれの母国に戻った後、今回の活動で得たことを広報などで紹介し、それぞれの分野で生かすということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.