2014年11月10日放送

里山フェスタ2014

遠野市緑化祭「里山フェスタ2014」が、先週8日・土曜日に綾織町の新田(しんでん)第二市有林(しゆうりん)で開催され、参加者たちがカラマツの苗を植えました。「里山フェスタ」は、森林の役割と大切さについて理解を深め、住みよい環境づくりと街づくりを行うことを目的に毎年開催されています。この日参加したのは、市内の森林愛護少年団や地域の人たちなどあわせて227人です。開会式で鷹鳥屋(たかとりや)森林愛護少年団の小松千秋さんが「みどりの誓い」を述べました。去年までの3年間は遠野町の永遠(とわ)の丘で行われていましたが、ことしは、里山再生を目的に、綾織町の石上(いしがみ)の園(その)近くの新田第二市有林で開催されました。参加者たちは、豊かな資源である山林を後世に残そうとカラマツ825本を植えました。参加した人たちは、鍬を使って深さ40センチメートルほど土を掘り、丁寧に苗を植えていました。作業終了後には、開催を記念して標柱を立て、完成を祝いました。またこの日は、遠野森林組合がこの春導入した、木の伐採や運搬を行う高性能機械のデモンストレーションも行われました。参加者たちは、効率よく作業が行われる様子を興味深そうに見学していました。主催した緑化祭実行委員会ではこれからも市民とともに美しい里山づくりを進めていくということです。

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