2014年11月10日放送

遠野・宮守土地改良区予備契約を調印

遠野市土地改良区と宮守村土地改良区がきょう(10日・月曜日)、来年4月中旬の合併を目標とした合併予備契約の調印を行いました。土地改良区は、土地改良法に基づき、農業用排水施設の管理や農地の区画整備などを目的に、地域の農業者などで組織された団体です。遠野と宮守の土地改良区は、組織体制を強化しようと、ことし3月に「遠野市宮守村土地改良区合併整備推進協議会」を立ち上げ協議を重ねてきました。調印式では初めに、遠野市土地改良区の阿部久夫理事長が「農業者の高齢化や担い手不足など近年の農業の変化に対応できる土地改良区として今後も努めていきたい」とあいさつしました。続いて、遠野市土地改良区の阿部久夫理事長と、宮守村土地改良区の佐々木幸夫理事長が調印書に署名しました。予備契約によりますと、合併の時期は、来年4月中旬で宮守村土地改良区が遠野市土地改良区に吸収合併されるということです。名称は、「遠野市土地改良区」となり、合併後の地区面積は、1979ヘクタール、組合員数は、2818人となる見込みです。きょうの調印式で宮守村土地改良区の佐々木幸夫理事長が「新しい時代に対応できる土地改良区として施設などの維持管理を進めていきたい」と決意表明しました。今後は来年3月に各土地改良区でそれぞれ総代会を開き、予備契約が各土地改良区の議決により正式な契約となった後、知事へ設立認可申請書を提出し、来年4月中旬に新たな「遠野市土地改良区」が発足する見通しということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.