2014年11月6日放送

第41回遠野市乗用馬市場

41回目となる遠野市乗用馬市場がきのう(5日・水曜日)遠野馬の里の覆馬場を会場に行われ、ことしも遠野産馬を求めて全国から購買人が集まりました。去年に引き続き平日開催となったことしの乗用馬市場には、関係者や一般の見学者を合わせて200人ほどが集まりました。競りを前に遠野市畜産振興公社の理事長を務める本田市長が「馬の力から地域の力を勝ち取るためにも市場をより活力あるものにしたい」などと話し、市場に期待を寄せていました。ことしの市場には、当歳馬から4歳馬の遠野産馬29頭が上場されました。また、遠野産馬を求めて北海道から九州までの乗馬クラブなど33団体から購買人として集まりました。競りは4歳馬から始まり3歳馬から1歳馬、そして当歳馬の順で行われました。鑑定人が競りの開始を告げると、購買人が馬場をまわる馬をじっくりと見極め、買いたい馬に希望する値段をつけ鑑定人と購買者の間で競りが活気づいていました。今回の市場で最高値がついたのは、遠野馬の里で育てられた3歳馬のミナミシャネルUで321万円で静岡の乗馬クラブが落札しました。ことしは、4歳や2歳馬で100万円台から200万円台の値を付けて落札された一方で、1歳馬では主取といって希望価格に届かず生産者が引き取るケースも見られ、来年の市場に期待を寄せる生産者の思いが伺えました。競りの結果、上場された29頭中、21頭が競り落とされ、8頭が主取となり、全体の販売金額が2152万円と、前の年と比べ8・7%の減となりました。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.