2014年11月6日放送

みちのくALERT2014

陸上自衛隊東北方面隊の震災対処訓練「みちのくALERT2014」がきょう(6日・木曜日)から始まりました。初日のきょう、遠野市では、市の災害対策本部を設置する訓練などが行われました。訓練は、午前9時、宮城県沖でマグニチュード9.0の大地震と大規模津波が発生したと想定して行われました。「みちのくALERT2014」は、陸上自衛隊東北方面隊が東日本大震災における活動の教訓を踏まえ、震災対処能力の向上を目的に、実施した「みちのくALERT2008」以来6年ぶりの大規模訓練です。きょうから9日(日曜日)まで東北6県全域で行われ、陸海空の自衛隊およそ1万3000人が参加し、東北6県、52市町村の自治体、それに主要病院などが訓練に加わりました。遠野市では、総合防災センターに本田市長をはじめ職員が集まって災害対策本部を設置し、負傷者やライフラインなどの情報収集や花巻市と連携して遠野消防の沿岸被災地への応援派遣をするなどの訓練を行いました。このあと午前10時に市災害対策本部会議を開き、各部の部長が現在把握している状況について報告しました。また、ここまでの体制について本田市長は、ことし4月に全戸配布した市の防災マップが災害対策本部に用意されていないことを指摘し、「危険個所を迅速に把握するために活用すべきではないか」と述べました。市内での訓練は、今夜からあすの朝までは遠野運動公園に自衛隊の活動拠点となる支援施設の開設訓練が行われる予定です。なお9日には、市内で行われる訓練の一部が一般公開されます。場所は早瀬川緑地公園で、野外入浴所の設置などが予定されています。訓練についての問い合わせは、市防災危機管理課電話62の2111までお願いします。

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