2014年11月4日放送

新生児蘇生法講習会

新生児蘇生の技術習得とスキルアップを目的とした、新生児蘇生法「専門」コース講習会が先月(10月30日・木曜日)、総合防災センターで開かれました。この講習会は、妊産婦と新生児の安全確保、出生時の救命術の向上を目的に遠野市が開きました。この日は、盛岡・北上・久慈の救急救命士や助産師など7人が受講しました。遠野市では、岩手県から「地域周産期医療関係者スキルアップ研修事業」を受託し、県内の救急救命士や助産師を対象に、新生児蘇生法講習会を開催しています。この講習会は、月に1度開かれているということもあり、県内の救急救命士と救急隊員の受講者数は極めて高く、全国でおよそ3割を占めているということです。また、遠野市消防本部の救急隊員は全員新生児蘇生法「専門」コースを修了しているということです。講習会では、遠野市助産院「ねっと・ゆりかご」の監督医(かんとくい)で、県立大船渡病院副院長の小笠原敏浩医師を講師に、新生児蘇生の実際について、スライドを使った講義が行われました。そのあと、心肺蘇生などの実習が行われ、どのような場合に処置が必要かなど状況に合わせた対処法を真剣に学んでいました。講習終了後には試験が行われ、合格者は「新生児蘇生法修了認定」を習得できるということです。

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