2014年10月31日放送

遠野市社会福祉大会

第5回遠野市社会福祉大会が、あえりあ遠野できのう(30日・木曜日)開かれ、社会福祉の功労者に対する表彰や記念講演などが行われました。この大会は、遠野市の社会福祉の更なる発展と向上を目的に、長年にわたり社会福祉に尽くした人たちに感謝を表すもので、2年に1度開かれています。式典でははじめに、遠野市社会福祉協議会の臼井悦男会長が「少子高齢化が進む中、社会福祉に求められる役割は大きいのでこれからも市民が地域ぐるみで連携できる環境づくりに努めていきたい」とあいさつしました。続いて、社会福祉事業や、ボランティア活動などに取り組んだ141の個人・団体に感謝状などが贈られました。これに対し受賞者を代表して、上郷町の佐藤梅男さんが謝辞を述べました。このあと、「遠野方式在宅ケアシステム」について遠野病院前院長で岩手県医療局理事の貴田岡博史さんの講演が行われました。遠野方式在宅システムとは、高齢者などを対象に、県立遠野病院、市職員、社会福祉協議会が連携して、訪問診療・訪問リハビリ・介護指導などを行っている在宅医療システムです。このなかで貴田岡さんは「遠野方式在宅ケアシステムで重要なのは患者と日常会話をすることで、そうすることで患者の体調などの変化に気づくことができる」と話しました。参加した人たちは、相手の様子を知り信頼関係を築くために、日常会話などのコミュニケーションを社会福祉活動に生かそうと熱心に聞き入っていました。

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