2014年10月30日放送

NOSAI東南部 臨時総代会

遠野市などをエリアとする農業共済組合、「NOSAI東南部」の臨時総代会がきのう(29日・水曜日)開かれ、来年4月に新設される県統一組織への合併が承認されました。きのうの臨時総代会には、遠野市、大船渡市、陸前高田市、釜石市、住田町、大槌町の総代90人のうち、書面での出席を含めて全員が出席しました。農業共済組合は、自然災害などによって農家が受けた損害の補てん事業などを行う団体で、平成22年に国から「農業共済団体等における1県1組合化」の方針が出され、全国で合併に向けた取り組みが進められています。県内では、現在7つの農業共済組合があり、平成24年に「岩手県1組合化推進協議会」などが立ち上げられ、協議が重ねられてきました。臨時総代会で、石橋耕一組合長理事が「生産者の高齢化や担い手不足の課題があるが、今後も農家のための共済事業に努めていきたい」とあいさつしました。このあと協議が行われ、県統一組織に合併となることなど5つの議案について審議され、すべて原案通り承認されました。それによりますと、岩手県を区域とした組合は、平成27年4月1日に設立され、名称は岩手県農業共済組合となります。本所は盛岡市に置かれ、現在遠野市に置かれているNOSAI東南部は「東南部地域センター」となるということです。なお、きのうはNOSAI東南部を含む県内の7つの農業共済組合で一斉に総代会が開かれ、すべての組合で合併について承認されたということです。来年4月には東北で初めての県統一の農業共済組合が誕生することになります。

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