2014年10月22日放送

市長記者懇談会

本田市長は、きょう(22日・水曜日)開かれた記者懇談会で、遠野市総合計画の取り組みなどについて発表しました。遠野市では、平成17年の合併に伴い平成18年度から27年度までの10年間を期間とした「遠野市総合計画」を策定し、「永遠の日本のふるさと遠野」を将来像に掲げ、その実現に向けてまちづくりを進めています。さらに、さらなる市勢発展に結びつけていくため、平成28年度から10年間まちづくりについて新たな「遠野市総合計画」を今年度から2年間で策定することにしています。遠野市総合計画は、10年間の市の将来像を示す基本構想やそれを具体化する基本計画と実施計画で構成されます。市では今後、基本構想に関しては来年1月と2月に市長と語ろう会を開き市民の意見などを集約する予定です。本田市長は、去年10月に再選した時に掲げた教育環境の整備や保健医療福祉の充実など10の約束を検証し緊張感を持って市政運営を行っていきたいと述べました。また、本田市長は、木質バイオマス利活用モデル事業や来月行われる災害訓練「みちのくアラート2014」に関しても発表しました。市は、林野庁が進めている木質バイオマスエネルギーを活用したモデル地域づくり推進事業の候補になり近日中に林野庁と契約を結ぶと発表しました。総事業費は6億円で、木工団地でこれまで廃棄処理されていたバークと呼ばれる木の皮などを再生可能エネルギーとしてボイラーなどに再利用します。市では、遠野市議会議員選挙終了後に開かれる臨時議会の中で予算を確保し今年度中にたかむろ水光園にバイオマスボイラーを導入する予定です。続いて、来月6日から4日間行われる「みちのくアラート2014」について説明しました。この訓練は、宮城県沖でマグニチュード9の大地震が発生したと想定し、初動から復旧の初期段階までの対処訓練が行われる予定です。訓練には、陸海空の自衛隊およそ1万3000人や東北6県と52市町村、主要病院などの関係機関も訓練に加わる予定ということです。遠野市内では、総合防災センターに災害対策本部の設置と救援部隊の搬送のためのヘリの離発着場の設営早瀬川緑地公園に野外入浴所など生活支援施設を開設するということです。このほか、総合食育センターぱすぽるの開所1周年を記念したぱすぽる誕生祭が11月1日(土曜日)に総合食育センターで。「市民芸術祭」のオープニングセレモニーが11月1日(土曜日)に市民センター大ホールで。遠野市緑化祭「里山フェスタ2014」が11月8日(土)に綾織町の新田第2市有林で開催されることなどが発表されました。

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