2014年10月14日放送

スポーツでつなぐ未来

体育の日のきのう(13日・月曜日)、スポーツの魅力について語り合い、県内のスポーツ選手と交流できるイベントが土淵町の遠野みらい創りカレッジで行われました。このイベントは、スポーツを通して遠野から復興支援・夢・みらいを発信しようと、遠野みらい創りカレッジと遠野市が開催しました。初めに、日本プロサッカーリーグチェアマンの村井満さんが「スポーツで地域社会を変える」と題して基調講演を行いました。この中で村井さんは、チームが地域の人たちに応援してもらえるようになるためにはどうしたらよいかアドバイスしました。続いて、トークショーが行われ、元サッカー日本代表で、解説者の三浦淳寛さんがサッカーを通して学んだことなどについて語りました。三浦さんは「自信と過信は紙一重で、自信がないとプレーができないが、過信をすると成長が止まってしまう」と話し、謙虚な気持ちを持つことの大切さを訴えていました。参加した人たちは、改めてスポーツの魅力やスポーツに向かう姿勢の大切さを感じていました。このほか「スポーツで夢を語ろう」をテーマに、村井チェアマンなどと参加者との対話会も開かれました。対話会では、4人1組のグループに分かれて、スポーツを通して感動したことや実現したいことを1人1人模造紙に書き出しました。参加した人たちは、対話会を通して、夢の実現のために自分の意思や意見を他人に伝えることの大切さや、人とのコミュニケーションの取り方などのコツを掴んでいました。午後からは、小学生と中学生を対象にした、県内のスポーツチームの選手たちにチャレンジする時間が設けられました。児童生徒は、バスケットボールの岩手ビッグブルズやブルズダンサーズなどと交流を深めました。子どもたちは、憧れの選手と一緒にプレーをすることで将来の自分の姿を思い描いているようでした。主催した遠野みらい創りカレッジでは、今後も地域の人たちとスポーツ選手などとの交流の場を設けていきたいとしています。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.