2014年10月7日放送

遠野町家の観月会

遠野商工会女性部による遠野町家(まちや)の観月会(かんげつかい)がきのう(6日・月曜日)、開かれました。観月会が開かれたきのう6日は、旧暦の9月13日にあたり、「後(のち)の月」や「十三夜(じゅうさんや)」と呼ばれ、月が美しいとされている日で古くからこの日に月見を楽しむ風習があります。遠野商工会女性部では、遠野の町家でも行われてきたこの風習を楽しもうと「観月会」を開き、月をめでながら交流を深めています。観月会では、和楽器奏者(わがっきそうしゃ)の大久保正人さんが星や月にちなんだ曲を篠笛(しのぶえ)で演奏したり、工藤さのみさんが昔話を披露したりして参加した人たちは、ゆっくり、ゆったり流れる時間を楽しみました。残念ながら、きのうの夜は、月が雲に覆われて見られませんでしたが、それでも参加した人たちは、月見の歴史や月にまつわる演奏や昔話を聞き月に思いを馳(は)せていました。

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