2014年10月2日放送

食育農場体験事業 土淵小児童が給食づくり

土淵小学校の児童がきょう(2日・木曜日)、自分たちが育て収穫した野菜を使って給食づくりを行いました。この体験事業は、児童たちに給食で使われている農産物(ぶつ)の生産に直接触れ、給食が地元の生産者に支えられていることを知ってもらおうと遠野市六次産業推進本部と市総合食育センターが行い、ことしで2回目です。今回実習に使われるニンジンは、ことし6月に3・4年生の児童が青笹町の「遠野市食育農場」に植えたものです。3カ月間の生育を待ち先月22日に収穫し、きょうの調理の日を迎えました。今回の献立は、沖縄の家庭料理の「ニンジンしりしり」です。講師は、市食生活改善推進員団体連絡協議会土淵支部の一ノ渡栄子さんと荒川容子さんです。まず、ピーラーを使ってニンジンを細かくむきます。だし汁を入れたフライパンにニンジンを入れて炒めます。講師の2人によりますと、「フライパンにふたをすることでふっくら蒸しあがりニンジンの甘さがさらに引き立つ」ということです。児童たちは、普段料理をする機会はそれほどないということですが、四苦八苦しながらも果敢(かかん)に調理に挑んでいました。とき卵を入れ、卵がぽろぽろになるまで混ぜればニンジンしりしりの完成です。このあと児童たちは、それぞれの教室に移動し、生産者の苦労や作った喜びなどを感じながら味わっていました。土淵小学校では、今後も機会があればこのような食育活動を行っていきたいということです。

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