2014年10月1日放送

市制施行9周年

新遠野市が誕生してきょうで9年となります。市制施行9周年を記念した市勢功労者表彰式がきょう(1日・水曜日)あえりあ遠野で行われました。遠野市市制施行9周年を記念した功労者表彰式はきょう午後、行われました。遠野市では、旧遠野市と旧宮守村が合併し、新遠野市が誕生した平成17年10月1日を記念して毎年、10月1日の市制施行の日に功労者表彰式を行っています。表彰式には、受賞者をはじめ市内の各団体、地域の代表者など300人ほどが出席しました。表彰式を前に会場では、9年間の遠野市の歩みをまとめたビデオが紹介されたあと、遠野緑峰高校の生産技術科3年の草花研究班が進める、ホップ農家活性化プロジェクトの研究について生徒たちが発表しました。このあと行われた表彰式でははじめに本田市長が、「山積する市政課題へ果敢に挑戦し着実な発展を遂げることができるよう、たゆまぬ努力と挑戦の気概を持ち、創意工夫を重ねていきたい」などと述べました。このあと表彰と感謝状の贈呈が行われ、市勢振興功労者3人を含め特別表彰に2個人1団体、協力者表彰に1個人など、長年にわたり各分野で市政の発展に尽力した80個人・14の団体が受賞しました。まず、市勢の振興と公共福祉の増進に尽力したとして市勢振興功労者表彰を受賞したのは、上郷町の小向秀五郎さん、松崎町の菊池玉さん、そして早瀬町の小島末吉さんの3人です。小向秀五郎さんは岩手県食品衛生協会遠野支会会長や、岩手県食品衛生協会副会長などを務め、32年余りにわたり食品衛生の思想の普及啓発を行ったことや、しいたけや、なめこの栽培技術の向上と栽培農家の所得向上に貢献しました。菊池玉さんは平成4年から観光客や修学旅行の生徒に、遠野の昔話を披露しているほかに、全国各所で昔話の紹介や後継者の育成に努めるなど、民俗文化の保存伝承と観光振興に貢献しました。小島末吉さんは、昭和55年7月から今年3月までの30年余りにわたり、日本赤十字社岩手県支部遠野市地区有功会の会長などを務め市民福祉の向上に貢献しました。また、特別表彰には2個人・1団体が表彰されました。遠野物語ファンタジーの初公演以来、制作委員会委員長を務め芸術文化の振興に貢献した東上組町の濱田榮一さん。附馬牛町の村上實さんは平成2年4月から、市の自然保護指導員として24年余りにわたり、自然環境の保全活動に貢献しました。ホップ農家の活性化に向けた取り組みとして遠野産ホップのつるで和紙を作り農業クラブ東北連盟大会で最優秀賞を受賞した遠野緑峰高校は、産業資源の魅力向上に貢献しました。協力者表彰では遠野健康福祉の里の嘱託医として昭和46年2月から今年3月まで務めた穀町の川上淳さんが受賞しました。来賓の祝辞の後、市勢振興功労者の表彰を受けた小向秀五郎さんが受賞者を代表して挨拶しました。新遠野市が誕生して9年。表彰式に出席した関係者は、各分野で市勢発展のために尽力した受賞者の長年の活動を労うとともに、今後の市勢発展とさらなる飛躍を誓いました。

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