2014年9月22日放送

遠野まつり盛大に開催

日本のふるさと遠野まつりがおととい(20日)から2日間の日程で開催されました。ことしは、遠野郷八幡宮との6年ぶりの合同開催が実現し盛大に行われました。きょうは、その様子をたっぷりとお伝えします。遠野まつり1日目は、市内の目抜き通りを会場に郷土芸能パレードが行われました。パレードの出発前には市役所駐車場でオープニングセレモニーが行われ、幻想的な音楽に合わせて郷土芸能団体が出演しまつりの幕が開けました。昼の郷土芸能パレードは、一日市(ひといち)通りから駅前通りを会場に行われ、みこしや神楽(かぐら)、南部ばやしやしし踊りなど51団体、およそ3500人が参加しました。そして、昼のパレードと夜の郷土芸能共演会の間には、五穀豊穣と復興、そして幸福を願うしし踊りの大群舞ともちまきが行われました。郷土芸能団体が定まった場所でお得意の演目を披露する夜の郷土芸能共演会では見物客もお気に入りの団体目当てにそれぞれの場所を回っていました。また、蔵の道ひろばでは、初めての試みとして神楽共演会が開かれました。遠野市青年団体協議会と成人式実行委員会のメンバーが作った灯ろうに明かりが灯される中、ことしのポスターに選ばれた八幡神楽など10団体が華麗な舞を披露しました。そして、遠野まつり2日目は、遠野郷八幡宮で遠野南部流鏑馬(やぶさめ)神事と馬場めぐりが行われました。正午前(しょうご まえ)には、参拝者や見物客が続々と集まり始め拝殿前では各芸能団体が次々と踊りを奉納しました。やぶさめの神事では、古式ゆかしい衣装の3人の射手奉行(いてぶぎょう)が、直線220メートルある馬場を疾走。矢が的を射抜くと会場からは拍手と歓声が沸き起こり、そのあとを介添奉行(かいぞえぶぎょう)が両手を広げ、「よう、射たりや」と声を上げながら駆け抜けました。続いて行われた馬場めぐりには市内の郷土芸能団体が参加し、八幡宮の境内は、大勢の人たちで埋め尽くされました。また、神楽殿では神楽が披露され、訪れた人たちは威勢のいい神輿や躍動感あふれるししの舞、華やかな南部ばやしなど次々と繰り広げられるまつりを堪能していました。遠野市によりますと遠野郷八幡宮との6年ぶりの合同開催が実現したことしは、天気にも恵まれ2日間で過去最高の64団体が参加し2万2000人を超える見物客が訪れ、楽しんだということです。なお、遠野テレビでは、ことしの遠野まつりの様子をデジタル11チャンネルでご覧の日程で放送する予定となっています。

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