2014年9月16日放送

消防フェア

消防や防災を通して防火や防災への関心を持ってもらおうと、先週(13日)土曜日、遠野市総合防災センターで消防フェアが開かれました。今年で3回目となる消防フェアには、500人ほどの市民が訪れました。この日は、消防署員をはじめ消防団、婦人消防協力隊がイベントに協力した他、陸上自衛隊岩手駐屯地第9高射特科大隊(こうしゃとっかだいたい)が炊き出しを行うため参加しました。正午から始まった消防フェアは、遠野北小学校の児童たちによる薬研太鼓(やげんだいこ)がオープニングを飾りました。このあと会場では、今年開かれた岩手県消防救助大会に出場し、入賞を果たした消防署員による救助訓練が披露され、日々訓練を重ねる消防署員の緊張感を持った訓練に会場を訪れた人たちから大きな拍手が送られていました。消防や防災体験コーナーが設けられた会場では、大人も子どもも楽しみながら防火や防災について理解を深めていました。放水体験コーナーではちびっこたちが消防士に変身し、消防署員の手を借りながら真剣な表情でホースを握り放水を体験しました。また、消防車両と自衛隊車両の体験乗車や、火災が発生した際に煙から身を守り、安全な避難の仕方を学ぶ煙体験、また、レスキューや地震体験コーナー、そして、心肺蘇生法を学べるコーナーにも、多くの子どもたちが列をつくっていました。各種体験コーナーの他にも、婦人消防協力隊の皆さんが、自衛隊の隊員が炊き出ししたご飯をおにぎりにしたり、豚汁(とんじる)を作ったりして来場者に振る舞うコーナーも設けられました。この日は、消防フェアに初めて、県の防災ヘリも参加し、来場者が見守る中で救助訓練が行われました。またヘリポートに着陸した後、県防災航空隊に派遣されている遠野消防署員が防災ヘリの説明をしていました。この後、救助工作車を相手に子どもたちが綱引きを楽しんだ他、餅まきも行われイベントを締めくくりました。

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