2014年9月8日放送

山口水車小屋活用ワークショップ

土淵町山口水車小屋の活用に向けた2回目のワークショップが先週金曜日(5日)、山口自治会館で開かれました。山口水車小屋がある山口集落は、遠野物語の舞台となったダンノハナやデンデラ野などがいまも良い環境のなか継承されており、去年には、国の重要文化的景観に選定されています。山口水車小屋は、来年度にかやぶき屋根の改修が予定されており、これに向けて今後の水車小屋の活用方法について地域の人たちが中心となって検討を進めています。ことし7月に開かれた1回目のワークショップでは、岩手大学の広田純一教授の指導を受けながら、地域の人たちが検討を行い、水車の活用方法によって改修の仕方も変わるとして、わら打ちやそば粉をひくといった活用方法の意見が出されました。2回目となったこの日は、市のほか、地域の人たちおよそ20人が集まり、前回の意見も踏まえ改めて活用方法を検討するとともに、水車小屋の改修方法の検討も行いました。集まった人たちからは、自分たちができるわら打ちをするのが現実的ではないかといった意見のほか、水車小屋の活用をわら打ちだけに縛らず広く考えていま改修できるところは改修してはどうかといった意見が出されました。市では、この日出された意見を踏まえ、今年度のうちに水車小屋の現状を専門家に調査してもらい、かやのふきかえのほかに改修すべきところを確認し、来年度に改修を実施する予定ということです。

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