2014年8月29日放送

日本記者クラブが遠野を取材

日本記者クラブに加盟する新聞・テレビの記者などがきょう(29日・金曜日)、遠野市を訪れ、後方支援基地としての準備や経験などについて取材しました。きょう、遠野市を訪れたのは、日本記者クラブの「岩手・宮城取材団」の一行23人です。一行は、東日本大震災で大きな被害を受けた沿岸地域を取材するためきょうから2日間の日程で岩手と宮城を回ります。バスで総合防災センターに到着した一行は、会議室で遠野市の後方支援の取り組みをまとめたDVDを観ました。その後、本田市長が東日本大震災の発災後に市民と行政が一体となって沿岸被災地域への後方支援に取り組むことができた背景などについて説明しました。この中で本田市長は、後方支援の拠点としての地理的条件などの優位性を話したほか、震災前に、地震と沿岸地域の津波被害を想定し、県や自衛隊と行った2度の大規模な訓練が生かされたことを話しました。また、震災後の後方支援活動では、全国の自治体からの支援が得られたことや、13万人を数える沿岸被災地でのボランティアの活動拠点として、市内の自治会などの協力があったことなどについても話しました。本田市長は、今回の震災で経験したことを踏まえ、改めて、広域災害の場合、各自治体の連携を支援するための新しい仕組みの整備が必要であると強調していました。日本記者クラブの一行は、この後、市内の仮設住宅などを取材し、沿岸被災地である宮古市や大槌町、釜石市に向かいました。

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