2014年8月29日放送

戦没者追悼・平和祈念式

今年度の遠野市戦没者追悼・平和祈念式が、きょう(29日・金曜日)行われました。きょうの式には、遠野市のほか、戦争で亡くなった人の遺族などおよそ240人が出席しました。式では、遠野市遺族代表の菊池源悦さんが「私たちは、戦争の教訓を多くの人に伝えることで、戦争で亡くなった人たちの思いに応えることができる」と追悼のことばをささげました。この後、出席した人たちが献花を行い、戦争で命を落とした市内1000人以上の冥福を祈りました。また、きょうは、遺族会の代表が戦争から戻ってくることの出来なかった親友への思いとその家族との関わりをつづった手記などの朗読も行われました。式の最後には、遠野高校の音楽部の生徒と出席者が一緒に「ふるさと」を合唱し、ふるさとに帰ることが出来なかった戦没者をしのびました。出席した人たちは、戦没者の冥福を祈るとともに非核平和都市宣言を読み上げ、二度と悲惨な戦争を繰り返してはならないと平和を誓っていました。

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