2014年8月21日放送

米ホタル 〜昔話と音楽の夕べ〜

宮守町粡町を会場に陶器で作ったオブジェで町並みをライトアップする粡町街道米ホタルが今月11日から開かれていましたが、最終日となったきのう(20日・水曜日)は、昔話と音楽の夕べが行われました。この催しは、旧釜石道の宿場町の面影が今も残る宮守町粡町の景観を次の世代に伝えていこうと宮守町地域づくり連絡協議会が開きました。米ホタルは、宮守町に住む薬師窯の陶芸家菊池和好さんが、手がけた米粒の形に見立てたオブジェにホタルのように光を灯すことから名前がつけられました。最終日のきのうは、時折小雨がぱらつくなか佐々木精米所前の特設ステージで語り部による昔話や和楽器の演奏などが披露されました。また、東京で40年以上の保育士の経験から絵本や詩などの制作を行っている小友町出身の井上さく子さんも出演し和楽器の音色にのせて詩を朗読しました。井上さんは、以前、東京で開催されたみやもりふるさと会で語り部の昔話に感銘を受け、ぜひ粡町のこの会場でもう一度聞きたいという思いがきっかけとなり、ふるさと遠野に恩返しをという気持ちで朗読を行ったということです。会場にはおよそ80人が訪れ、米ホタルの幻想的な光のなか昔話や朗読、和楽器の音色を聞き入っていました。

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