2014年8月18日放送

附馬牛町で舟っこ流し

附馬牛町で先週16日(土曜日)、送り盆の行事、舟(ふね)っこ流しが行われました。舟っこ流しは、お盆に迎えた先祖や故人の霊を送り、無病息災を願う、送り盆の行事です。附馬牛町の徳昌寺(とくしょうじ)では、毎年、地域の人たちや有志がこの行事を行っています。午後8時すぎ、初盆を迎えた人たちの位牌(いはい)やおそなえものを乗せた3艘(そう)の舟っこが寺を出発し、猿ケ石川へ向かいました。そして、運ばれてきた舟っこが川に浮かべられると、男衆たちが炎がつけられ燃え上がる舟っこを、下流に向かって、勇ましく引きました。また、川には、初盆を迎えた家で作ったおよそ500個もの灯篭も一緒に流され、供養のともしびが川面(かわも)に浮かびました。集まった人たちは、夏の終わりを感じながら、川を下っていく舟っこを静かに見つめていました。

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