2014年8月14日放送

緑峰高校の生徒が作った「ホップのしおり」

緑峰高校の生徒がホップの蔓を使って作った「しおり」に多くの人たちが関心を寄せています。緑峰高校生産技術科草花班は、栽培途中で廃棄されるホップの蔓を有効活用し、遠野ブランドとして何かできないかと研究を行ってきました。そして、蔓の皮に繊維が含まれていることを見つけ、ホップ100%の和紙にすることに成功しました。この和紙を名刺にするほか「しおり」にもすることができ、おととい、生徒たちがPRも兼ねて道の駅遠野風の丘で販売を行いました。「しおり」には、学校内にあるパンジーやマリーゴールドなどが押し花として使われています。生徒たちは、ホップの蔓が立派な「しおり」にもできることを買い物客に伝えていました。お客からは「ホップから和紙を作れるなんてすごい」「お土産になりました」「高校生が開発したのは本当にすごいですね」などと声をかけられたということです。ホップの蔓およそ1kgから60gほどの繊維しか取れず、大量に「しおり」を準備する段階にはまだ無いというものの用意していたおよそ70枚すべて完売し、売上の一部は遠野市を透して被災地支援に還元したいということです。これまでは乾燥したホップの蔓を使っていましたが、乾燥前の蔓を使った場合の作業工程などについても研究をしていくということです。

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