2014年8月13日放送

東京大学イノベーションサマープログラム

東京大学と海外の大学の学生、それに遠野高校の生徒が一緒になって遠野の未来を考える東京大学イノベーションサマープログラム2014が今週10日(日曜日)から3日間に渡って開かれました。このプログラムは、大学や企業と連携しながらまちづくりに取り組んでいる遠野市で未来を担う地元の若い世代に、日本や海外の大学生との交流から新しいアイディアを生み出す力を身につけてもらおうと初めて開かれました。プログラムには、東京大学の学生と海外の大学の学生およそ60人のほか、遠野高校の1、2年生24人が参加しました。初日の10日は、大学生と高校生が5つのチームに分かれ、遠野名物ジンギスカンなどの調査や民泊をして遠野の暮らしを体験しました。体験をもとに2日目にはまとめを行い、3日目のきのうは、高校生が発見した遠野の良さを大学生の前で発表しました。発表の後にグループごとに教室に場所を移し、大学生が高校生に遠野の良さから新しいアイディアを生み出すためにアイディアの出し方や整理の仕方を伝えました。このなかで大学生は、「現実でできるかに目を向けてアイディアを出すのではなく思い浮かんだことをまずは書き出すことが大切」と高校生にアドバイスしていました。プログラムの最後には、高校生がアドバイスを受けながらまとめたアイディアを全員の前で発表しました。高校生たちは、3日間のプログラムで新しいアイディアの出し方はもちろん遠野の自然や人の温かさも再確認することができたということです。

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