2014年8月8日放送

遠野高校「進路ミニ講座」

医療系の大学などに進学を希望する高校生を対象にした『進路ミニ講座』が先月、遠野病院で開かれた話題についてお伝えします。この講座は、遠野高校の進路指導の一環として企画され、将来、医師や看護師、理学療法士など、医療従事者を志す生徒を対象に、県立遠野病院と遠野市の子育てするなら遠野推進本部などの協力で開かれました。この日、講座に参加したのは、遠野高校の生徒34人です。生徒たちは、病院内の放射線機器やMRIなどの先端医療設備を見学した後、リハビリテーション室で患者の機能回復などについて説明を受けました。その後、遠野病院の菅原隆院長から「医師や看護師などの医療従事者のニーズは高いので、目標を実現してほしい」と、生徒たちに励ましの言葉が送られていました。続いて、整形外科長の菅原卓先生が緊急手術を終えた直後に会場入りし、「私の半生と地域医療」と題して講話を行いました。菅原先生は、大学生時代のエピソードや医師を目指したこと、そして、遠野に来たきっかけなど、時折ユーモアを交えて生徒に話しかけました。また、地域医療について菅原先生は、「地方の医療現場は、患者を幅広く診れるよう知識と経験が必要です。将来、遠野で一緒に働けたらいいですね。医療従事者として成長する姿を楽しみにしています」と生徒たちにエールを送りました。講座を受けた生徒たちから「将来は医療従事者として遠野の地域医療に携わりたいと思った」などと感想出て、今後の夢に向かってさらに志を高くした様子だったということです。

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