2014年8月5日放送

遠野市進化まちづくり検証委員会

遠野市進化まちづくり検証委員会が、きょう開かれ、地区センターの機能の方向性について提言が出されました。検証委員会は、少子高齢化や人口減少などに対応したまちづくりを考えようと7人の委員で構成され、現在は「第二次検証委員会」として、地域コミュニティのあり方の検証を進めています。6回目となった今回は、委員たちがきのう4日に、附馬牛地区センターで、附馬牛町地域づくり連絡協議会の役員から地区の現状を聴き取りました。その中で、役員からは、地区の高齢化が進み、地域内の役割分担をする時に1人の負担が増加しているという課題があがりました。また、人口減少を止めるための施策は、地区単位では難しいという意見も出されました。これらの意見をふまえて、きょうは、委員や本田市長などが出席して、「地区センターの役割と機能の方向性」などについて協議しました。この中で委員からは、「地区センターは地域づくりの拠点として重要であり、今後は、各地区の特性が反映されたまちづくりの機能を重視するために、地域活動専門員の位置づけと役割を考えていくべきだ」という意見が出されました。そして、現在地区センターで活動する地域活動専門員の雇用期間の延長や市外からの採用も視野に入れた人材確保と育成が地域コミュニティの形成のために必要だと示されました。今回示された提言を市は中間報告として受け、早ければ来月に市民ワーキング会議を開き市民と協議していくということですなお、次回の検証委員会は来年2月に開かれる予定だということです。

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