2014年8月1日放送

遠野市が岩手県に要望

遠野市と遠野市議会がきょう(1日・金曜日)、岩手県知事に統一要望を行いました。この統一要望は、遠野市の市政課題に関わる諸課題の解決を目的に行われました。市からは、本田市長や市議会の新田議長などが出席し、達増拓也知事あてに要望書が手渡されました。今回、市と市議会が知事に要望した内容は、社会資本整備の充実や社会資本の老朽化対策、子育て支援の充実、ICT技術を活用したネットワークの構築などです。本田市長は、今回の要望のキーワードを「産業振興をどのようにきちんと組み立てるのか」「道路やICTのネットワークをどのように構築していくか」とし、人口減少への歯止めやそれぞれの特性を活かしたまちづくりなどに向け県の支援を求めました。達増知事に代わり要望書を受け取った県南広域振興局の遠藤達雄局長は「現場の生の課題と真摯に受け止め、対処させていただきたい」と答えていました。また、今回要望があった中で畜産振興について遠藤局長は、遠野の畜産が県にとって最も重要な位置づけである考えを示していました。また懇談の中で本田市長が県のニホンジカ対策で事業の重複や同様の会議の開催など取り組みが分散していることを指摘したのに対し、遠藤局長は「県内の広域局の局長が集まった際に検討したい」と答えていました。なお、昨年度市と市議会が知事に要望したうち木材加工施設整備への財政支援や在宅福祉の拠点施設整備に対する支援、いわて国体における運営経費の3分の2助成の実施が実現となっているということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.