2014年7月29日放送

山口水車小屋活用について住民検討会

土淵町の山口集落水車小屋活用についての住民検討会が先週火曜日(22日)に山口自治会館で開かれました。その様子が届きましたのでお伝えします。山口集落は、かつて老人が共同で余生を送ったと伝わる「デンデラ野」や囚人の処刑地伝説が伝わる「ダンノハナ」など遠野物語の舞台となった場所が良好な環境のもと継承されていることから去年3月、国の重要文化的景観に選定されています。この山口集落にある水車小屋は、屋根の傷みが激しく来年度修理される予定です。それにあわせ、遠野の農村景観のシンボルとも言える山口の水車小屋をどのように活用していくかを考えようと、岩手大学の広田純一教授の指導を受けながら先週、住民検討会が開かれました。この日、日中に水車小屋の破損状況を点検したことを踏まえながら「そばの粉をひいたり、ワラ打ちに使いたい」「地域で直せる部分もある」などといった水車の今後のあり方の意見が出ていたということです。この住民検討会は、9月に再び開かれることになっていて、この中で出た意見をもとに活用方法にあわせた修理が行われる予定ということです。

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