2014年7月22日放送

スリランカについて学ぶ

スリランカについて学ぶスリランカDAYという講習会が今月12日(土曜日)に旧上郷中学校を会場に開かれました。その様子が届きましたのでお伝えします。この講習会は、海外について楽しく学ぶ機会を作ろうと青年海外協力協会遠野事務所が開きました。この日は、青年海外協力隊員として2年間、養殖技術指導のためスリランカに派遣された曽根義猛さんが講師を務めました。初めに、チキンカレーや野菜カレーなど5種類のカレーが作られました。その後、皿の中央にライスを盛り付け、その周辺に5種類のカレーをかけるスリランカ流のカレーを試食となりました。講習会に参加したおよそ20人は、スリランカでは、箸やスプーンを使わず右手でカレーを食べることを曽根さんから聞き、実際に試していました。食後、スリランカについて講話が行われました。曽根さんは、スリランカの人々の生活の様子や生息する動物の話など現地での体験談が紹介されました。また、あまり知られていないという話として「敗戦後の日本が国家主権を獲得した背景にはスリランカ人のジャヤワルダナ氏によるサンフランシスコ講和条約会議での演説が大きく影響していること。また、ジャヤワルダナ氏の右目の角膜はスリランカ人に、左目の角膜は日本人にという遺言により左目の角膜は日本に贈られたことの話も出て、参加者たちは、興味深く聞いていました。講習会を開いた青年海外協力協会遠野事務所は「海外でさまざまな経験をした人たちを講師として招き、世界各国の文化や風習などを学ぶことができる機会を作っていきたい」と話していました。

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