2014年7月18日放送

早池峯神社例大祭

附馬牛町大出に鎮座する早池峰神社の例大祭がきのう(17日)ときょう、盛大に行われました。例大祭の前日に行われた宵宮祭では総代や地域の代表者などが集い神事が行われた他、神殿と本殿の間にあるくぐり拝殿で地元をはじめ市内の神楽団体4団体が集い舞いが奉納されました。今年の宵宮祭では早池峯神社の御祭神である瀬織津姫を木彫りした御神像が総代である水本富夫さんから奉納されたことから、関係者に披露された後、宮司によって魂入れが行われ本殿に納められました。また宵宮祭では大槌町出身の和楽器奏者大久保正人さんによる笛と尺八による演奏も奉納されました。くぐり拝殿で行われた神楽の奉納では、地元の大出早池峯神楽をはじめ小倉、鱒沢、平倉の神楽団体による舞いが披露されました。拝殿では、市内をはじめ県内外から訪れた人たちがビデオカメラなどを手にし、神秘的な空間の中で舞う、各団体の演目に見入っていました。また、神社境内では地元の人たちによる出店が並び祭りムードを盛り上げていました。そしてきょう、午前10時から例大祭が行われました。境内では神事を前に東禅寺や張山のしし踊り団体による舞が奉納されました。本殿で行われた神事では、祭り関係者などが集まる中、早池峯神社の佐々木まゆみ宮司が初めて祭祀舞を神前に奉納しました。本殿での神事が終わると境内に置かれた神輿が8人の担ぎ手によって担がれ境内から石段を使って慎重に下ろされると、神社近くの駒形神社に向かい芸能団体が舞いを奉納しました。そして祭りの行列は近くを流れる川へと練り歩きます。川に着くと佐々木宮司に続いて祭りに参加した子どもたちなどが川で濡らした草の葉を使って神輿をきれいに拭いていました。この後、祭りの行列は神社へと戻り、祭り関係者が見守る中本殿に納められました。また餅まきや郷土芸能団体による奉納など盛大に行われました。

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