2014年7月14日放送

上郷町第9区自治会自主防災組織防災訓練

上郷町第9区自治会で、きのう(13日・日曜日)地域住民が参加しての防災訓練が行われました。この防災訓練は、自主防災活動における住民同士の協力体制を確認することや、災害時に備えて救護や初期消火などの訓練を実施し、万が一の時に備えようと上郷町第9区自治会が行いました。また、今回の訓練には、市内の各自主防災組織の関係者30人ほどが見学のため現地を訪れました。日曜の早朝に行われたきのうの訓練は、市内で震度6強の地震が発生し、上郷町平野原で道路が損壊、さらに家屋が倒壊し火災が発生したという想定で始まりました。上郷町第9区には平野原・宇南林・大寺、そして赤羽根の4つの集落があり、午前6時過ぎに地域内に避難勧告が伝えられると住民が各集落で一斉に一次集合場所であるそれぞれの公民館に避難を始めました。また、各地区の班長が80歳以上の高齢者が住む家を一軒ずつ訪問し、安否確認と避難を呼び掛けました。また今回は、避難の途中にけが人を応急担架で搬送する訓練も行われるなどより実践的な内容となりました。災害活動本部が置かれた平野原地区コミュニティセンターに、地域内の住民が避難してくると各班長から報告された避難状況をホワイトボードに記入し情報を整理していました。きのうの訓練には4つの集落合わせて112人が参加し、遠野市消防本部の指導のもと、救急・救護訓練や土のうを作り積み上げる水防訓練、消火器の正しい扱い方を学ぶ初期消火訓練などを行いました。訓練終了後には、見学に訪れていた市内各自主防災組織の関係者との意見交換も行われ、住民参加の訓練の在り方などについて意見が交わされていました。

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