2014年7月7日放送

ミャンマーの大学生 遠野でボランティアを学ぶ

ミャンマーの大学生が先週4日(金曜日)遠野を訪れ、ボランティア活動について学ぶ研修会に参加しました。遠野を訪れたのは、今回初めて日本に来たというミャンマーのヤンゴン大学の学生など25人です。ミャンマーは、東南アジアのインドシナ半島の西に位置する国で、ボランティアに対する意識が根付いていないのが現状です。研修会は、次世代のミャンマーを担う学生たちに、母国で「ボランティア文化」を構築してもらおうと青年海外協力協会が開きました。研修会では「市民によるボランティア活動」をテーマに遠野市社会福祉協議会の菊池洋佑さんが講義をしました。この中で菊池さんは「現在、遠野市のボランティア活動をけん引しているは、元気な高齢者が多いが、若い世代が高齢者を支える仕組みにしていくことがボランティア活動構築のためには大切だ」と学生たちに話していました。学生たちは、国に帰ってボランティア精神を広めようとメモを取りながら話に耳を傾けていました。このほか研修会では、日本の文化を体験するコーナーが設けられました。このうち、書道では学生たちが初めて書く漢字に果敢に挑戦していました。また、茶道では、ボランティアの女性がたてたお茶を飲みながら、日本のおもてなしの心に触れていました。なお、学生たちは、先週土曜日(5日)に震災の被害を受けた大槌町を訪れ、町の復興への思いを込めてまき割りなどを行ったということです。

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