2014年7月4日放送

東北大会7年連続出場に向けて 遠野高校吹奏楽部

全日本吹奏楽コンクール東北大会7年連続の出場に向けてあす(5日・土曜日)、地区大会に臨むことになります。大会に向けて練習に励む生徒たちを取材しました。遠野高校吹奏楽部は、平成20年度に初めて30人以内で演奏する東北大会小編成の部に出場してから6年連続東北大会出場を決めています。今年度部員17人の遠野高校吹奏楽部は、少人数でも会場全体に響き渡るサウンドとなるように一定の音量と音の高さを保つロングトーンと呼ばれる基礎練習に重点を置いて練習してきました。今回演奏する曲は、樽谷雅徳作曲の無辜の祈りです。この曲は、東日本大震災をテーマに作曲されたもので、陸前高田市の「奇跡の一本松」の様子や一人一人の本当の幸せとはなにか、和楽器の力強いリズムを組み合わせながら表現されています。生徒たちは、震災を経験したからこそ表現できる音楽があるのではないかとこの曲に決めたということです。そして遠野高校吹奏楽部を支えているのが、ことしから指揮をすることになった似内聖先生です。遠野高校吹奏楽部の6年連続東北大会出場という成績は、県内で小編成の部に出場する高校では、珍しいといいます。今年度、東北大会7年連続出場を目標にしている生徒たちは、ことし4月にドイツのプロ演奏者にマンツーマンで指導を受けるなどさらに技術に磨きをかける努力を続けています。遠野高校吹奏楽部は、あす(5日・土曜日)花巻文化会館で開かれる地区大会で東北大会7年連続出場への一歩となる演奏を披露する予定となっています。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.