2014年6月30日放送

東北横断自動車道釜石秋田線 市民現場見学会

来年度の開通をめざして工事が進められている東北横断自動車道釜石秋田線の、遠野ー宮守間で、27日(金)市民を対象にした現場見学会が開かれました。この見学会は、岩手河川国道事務所が開き、遠野ー宮守間では初めての開催となりました。この日は市民16人が参加し、遠野ー宮守間の9キロメートルを移動しながら見学しました。見学会では、岩手河川国道事務所花巻国道出張所の鈴木健所長が、工事の状況などを説明しました。それによりますと、現在の遠野ー宮守間の工事の進ちょく率は72%で、平成27年度の完成をめざして工事が進められているということです。続いて、参加した人たちは、上鱒沢地区内に作られている長さ99メートルの鳴沢川橋(なるさわかわばし)を見学しました。参加者たちは、実際に橋を歩きながら、道路の傾斜や形状にあわせて排水溝を設置し、雨が降っても水たまりができないような設計をしているという説明を興味深そうに聞いていました。また、ほかには、道路を作る高さまで盛り土(ど)をしている現場なども見学し、参加者たちは着実に工事が進んでいることを実感している様子でした。なお、遠野ICから仙人峠道路の入り口となる遠野住田ICまでの11キロメートルは平成30年度の開通が予定されているということです。

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