2014年6月25日放送

遠野郷八幡宮 太鼓踊系鹿踊奉納

遠野などで活動する太鼓踊系のしし踊りが22日日曜日に遠野郷八幡宮に集まり、奉納が行われました。岩手県内で伝承されている多くのしし踊りは大まかに分類すると遠野で盛んな幕を持って踊る「幕踊り系」のしし踊りと、踊り手が太鼓を持って踊る「太鼓踊り系」となります。今回行われた奉納行事は、しし踊りを行うのに雰囲気が良いと、遠野郷八幡宮を気に入った遠野市外のしし踊り保存会の思いが実現する形で行われました。この日は、遠野市内で唯一の太鼓踊り系である宮守町の湧水鹿踊保存会のほか花巻市や一関市などから4つの太鼓踊り系のしし踊り団体が集まりました。4つの団体は、八幡宮の鳥居などを誉める唄を奉納しながら本殿に到着すると、これから郷土芸能を奉納することを神様に報告する奉告祭神事が行われました。この後、馬場に場所を移し、4団体が躍動感あるしし踊りを披露しました。遠野郷八幡宮によりますと800年以上の社歴を持つ八幡宮で太鼓踊り系のしし踊り3流派4団体の奉納が行われたのは初めてということで、訪れた人たちは、それぞれの地域に伝わるしし踊りの違いなどに最後まで興味深く見入っていました。

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