2014年6月23日放送

昔話教室開講

遠野の代表的な文化である「昔話」の魅力や語り方について学ぶ、今年度の「昔話教室」が先週金曜日(20日)に開講しました。この「昔話教室」は、昔話の魅力や語り方について学ぶ場としてこれまで遠野物語研究所が行ってきたものを今年度から遠野文化研究センターが引き継いだものです。この日は、市内をはじめ釜石市・花巻市で語り部として活動している人や昔話に興味を持つ人、遠くは横浜市などから25人が参加しました。開講にあたって遠野文化研究センターの小向孝子部長が「遠野の文化を伝える重要な役割を担っていた『昔話教室』を継続して開き、和やかな雰囲気の中で遠野の昔話やその背景について学んでください」などとあいさつしました。初回となったこの日は、それぞれの自己紹介のあと、参加者による語りが披露され、語り部の阿部ヤエさんが「遠野三山」を語りました。語りの後、阿部さんは「遠野三山」の物語の背景について「三人の女神が登場するこの昔話は、人の生き方についての教えを伝えるためにつくられた物語である」などと話していました。「昔話教室」は、今月と来月(7月)、さらに10月と11月にそれぞれ2回ずつ開かれる予定ということですが、参加希望の人は、遠野文化研究センターまでお願いします。

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