2014年6月11日放送

モンゴルの馬頭琴奏者来遠

日本で活動するモンゴル出身の馬頭琴奏者が、きのう(9日・火曜日)、遠野小学校で演奏を披露しました。遠野を訪れたのは、モンゴル出身で、現在日本で活動する馬頭琴奏者、セーンジャーさんです。セーンジャーさんは、東日本大震災の被災地の復興を音楽で支援しようと、3年前から沿岸被災地で演奏会を開いています。馬頭琴は、モンゴルに古くから伝わる民族楽器で、弦と弓が馬のしっぽの毛で作られ、楽器の頭の部分には馬の顔が彫られています。セーンジャーさんは、「2本の弦に使われている馬の毛は、合わせて300本です」と説明すると児童たちは驚いた様子でした。そして、セーンジャーさんは、児童を前にモンゴルの民話をテーマにした「スーホの白い馬」などを演奏しました。また、セーンジャーさんは、モンゴルでの生活について、日本人と同じ乳製品や羊の肉を食べていて、カレーなどは無いと児童たちに説明しました。児童たちは、モンゴルの生活や珍しい楽器に興味を深めた様子でした。セーンジャーさんは、9月に宮古市で復興支援活動として演奏会を開くということです。

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