2014年5月30日放送

遠野で調教された馬 日本ダービーに出走

あさって(6月1日・日曜日)開催される日本ダービーに遠野で調教された馬が出走予定となっています。日本ダービーは、3年前に誕生したサラブレッドが目指す最高峰の舞台です。3年前、およそ7120頭が誕生しましたが、その頂点に立つのはどの馬か、注目が集まっています。あさっての日本ダービーには、ことし行われた大きなレースで優秀な成績をあげた馬など17頭が出走予定となっています。その中に、おととしの9月から1年2カ月ほど遠野馬の里で調教された馬がいます。スズカデヴィアスです。スズカデヴィアスのデビューとなったことし1月のレースでは、7着でしたが、その後のレースで成績をあげ、日本ダービーへの出走の切符を手にしました。スズカデヴィアスを調教したのが馬の里で競走馬の調教などを行うMS遠野の船引陽平さんです。船引さんによりますとスズカデヴィアスは、馬の里に来たころは骨が弱かったため馬に負担がかかりにくいと言われるウッドチップが敷かれた坂路を中心に調教を行ったということです。また、通常の馬は人を乗せることができるまでに1〜2週間かかるところスズカデヴィアスは、3〜4週間かかったほど警戒心が強かったということです。しかし、馬の里でしっかりと調教を受けたことで、スズカデヴィアスは骨も強くなり、大きなレースに出られるまでに成長しました。10年ほど前に設立されたMS遠野で調教した馬が日本ダービーに出走するのは初めてということで船引さんはスズカデヴィアスに大きな期待を寄せています。遠野で調教されたスズカデヴィアスは、あさって6月1日の午後3時40分発走予定になっています。

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