2014年5月30日放送

高校生就職支援機関団体 情報交換会

市内の高校生の就職を支援する関係機関・団体が出席しての情報交換会が、おととい(28日・水曜日)あすもあ遠野で開かれました。この情報交換会には、釜石職業安定所遠野出張所や商工会市内2つの高校から進路指導を担当する教諭などが出席しました。遠野市が主催するこの情報交換会は、来年卒業予定で就職を希望する高校生の就職率100%を目指し、生徒たちを支援するために各関係機関・団体が情報の共有を図ろうと5月と10月の2回開かれています。この日はまず釜石職業安定所遠野出張所から最近の雇用状況として、有効求人倍率が高い数値を示している一方で建設・サービス・販売業においては求人と求職のバランスが悪いこと、また、事務職や製造業を求職する割合が高いことなどの報告がありました。この日、市の担当課から示されたデータによりますと、昨年度、遠野高校では、163人の卒業生のうち就職を希望した22人すべてが内定、そのうち市内の就職内定者数は8人でした。緑峰高校でも78人の卒業生のうち就職を希望した39人すべてが内定、市内の就職内定者数は30人となっています。また、今年度卒業予定の高校生の進路希望調査によりますと、遠野高校では、137人の卒業予定者に対し就職希望者が30人で、うち7人が釜石職業安定所管内での就職を希望しています。一方の緑峰高校では66人の卒業予定者のうち48人が就職を希望しており、うち29人が管内就職を希望しています。この日の情報交換会では、高校生たちの進路状況を確認した後、今後、地元企業への働きかけを行っていくほか、職場への定着を高めるための取り組みも進めていくということです。

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