2014年5月30日放送

進化まちづくり検証委員会

地域コミュニティのあり方などを検証する「進化まちづくり検証委員会」がきのう(29日・木曜日)開かれました。検証委員会は、地域づくりの分野に精通した7人で構成されており、去年5月から少子高齢化や人口減少などに対応した今後のまちづくりを考えようと「地域コミュニティ」の検証を進めています。5回目のきのうは、市民センターと地区センターの役割と機能のほか地域コミュニティとの関係について外部の視点から検証が行われました。現在の市民センターや地区センターの機能は、昭和40年代の人口流出と核家族化の進行、それに農村社会の変化を受けて打ち出された構想が始まりとなっています。きのうの検証委員会では、これまで市民センターや地区センターが果たしてきた地域コミュニティ支援の成果と課題について整理し、それぞれの委員から意見が出されました。いずれの委員からも、各町に配置されている地区センターについて地域づくりの拠点として重要であり、今後は、まちづくり機能をさらに確立していく必要があるとし、そのために専門員の位置づけと役割を考えていくべきと意見が出されました。また、市民センターについては市民の活動の場となる施設としての市民センターは必要であるが、行政組織としての市民センターは再点検が必要との意見が出ていました。次回の検証委員会は8月に開かれる予定で、今回に引き続き地域コミュニティについて検証するということです。検証委員会の模様は、6月16日・月曜日から22日・日曜日までの午後1時と午後8時に遠野テレビデジタル10チャンネルで放送となります。

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