2014年5月29日放送

JAいわて花巻通常総代会

遠野市を含む県中央部の農業協同組合、JAいわて花巻の16回目となる通常総代会が、きのう(28日・水曜日)、花巻市で開かれ、今年度の事業計画などが承認されました。総代会には、JAいわて花巻管内の遠野、釜石、大槌、花巻、北上、西和賀の総代992人のうち、本人出席と委任状出席などを合わせて918人が出席しました。総代会では初めに高橋専太郎代表理事組合長が「東日本大震災の影響で、沿岸部ではまだ農業を再開できない組合員がいるので、その人たちへの支援を手厚くするよう、国に訴えていきたい」とあいさつしました。この後、議事に入り、今年度の事業計画など8つの議案が審議されました。それによりますと、昨年度の決算は、次世代の組合員との連携や地域の特徴を生かした支店運営ができたことから、経常利益がおよそ11億2000万円、当期剰余金はおよそ7億500万円となったということです。また、今年度の事業としては、JAいわて花巻管内のホテルや病院などへの農作物の供給拡大を進め、農家所得の向上に努めたいとしています。総代会で質問に立った出席者から「今年度の重点目標の中に鳥獣被害対策が組み込まれていないが、農業を守るために必要ではないのか」という意見が出されました。これに対してJAいわて花巻は「深刻な問題だと捉えているので、自治体や猟友会と連携して対策に努めていきたい」と話しました。このあと採決が行われ、8つの議案はすべて原案通り可決・承認されました。

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