2014年5月29日放送

(仮称)岩手中部広域クリーンセンター上棟式

北上市和賀町に整備され、遠野など広域の家庭ごみを処理する「仮称・岩手中部広域クリーンセンター」の建物本体の建設工事が本格化し、きょう(29日・木曜日)、上棟式が行われました。クリーンセンターは、遠野、北上、花巻、西和賀の4つの市と町の家庭から出るごみを処理する施設で、来年10月の稼働を目指して整備が進められています。北上市和賀町の建設現場で行われた上棟式には、4つの市と町で組織する岩手中部広域行政組合の副管理者を務める本田市長や管理者を務める北上市の橋敏彦市長などあわせて34人が出席しました。神事では上棟之儀が行われ、出席者が工事期間中の安全を祈願しました。続いて、橋市長が、「四つの市と町の住民の生活にとって大事な施設です。竣工まで事故なく工事を進めていただきたい」とあいさつしました。クリーンセンターの総事業費はおよそ135億円で、去年7月から造成工事が行われてきた4.2ヘクタールの敷地に、このあと、1日91トンの処理能力を持つ焼却炉2基などが建設されます。焼却炉などが入る建物の規模は、鉄筋コンクリート一部鉄骨、地上7階・地下2階建です。また、施設から排出される焼却灰を、セメントの原料として再利用できるようにする機能も持つ、県内では初めての施設ということです。施設は今後、来年9月まで工事が進められ、10月から稼働する予定ということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.