2014年5月26日放送

遠野市と大口町の社協 災害時相互応援協定調印式

遠野市社会福祉協議会と愛知県の大口町社会福祉協議会が先週24日(土曜日)、災害時相互応援協定を結びました。相互応援協定の締結は、遠野市社会福祉協議会では初めてとなります。この日の調印式には遠野市社会福祉協議会の臼井悦男会長と大口町社会福祉協議会の舟橋宣成会長をはじめ両社会福祉協議会の常務理事や綾織地区住民の代表などが出席しました。大口町社会福祉協議会は、東日本大震災直後に震災復興支援活動を開始し、3年前の6月には大口町と協働し遠野市社会福祉協議会の協力のもと、綾織町の砂子沢地区コミュニティ消防センターを拠点に延べ284人のボランティアを被災地に派遣しました。その後も、2年前の3月まで被災地へのボランティア派遣を行ったほか、復興支援活動を機に住民レベルでの交流も行われています。また、遠野市社会福祉協議会の佐藤正市前常務理事が、ことし1月に大口町の社会福祉協議会の職員研修会で講演するなど災害時における相互応援への動きが進み今回の調印となりました。この日調印に立ち会った本田市長はあいさつの中で、「遠野市が後方支援の仕組みを全国に発信できたのも大口町の支援があったからこそ。大口町との絆をさらに深めていきたい」と話しました。また、大口町の大森副町長は「大口町は今後発生が予想される南海トラフ地震の警戒地域内であることから、遠野市の経験を参考にした防災対策への新たな一歩を歩み出すことが出来た」と話していました。

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