2014年5月16日放送

遠野出身の美術家 菊池時男 銅版画展

道の駅遠野風の丘ギャラリーでは、きょう(16日・金曜日)から上郷町出身の美術家菊池時男さんの銅版画展が開かれています。ふるさと遠野での菊池さんの「銅版画展」は、6年ぶり3回目となります。今回の作品展には、銅版画など20の作品が展示されています。菊池さんは、上郷町の出身で現在は青森県むつ市に住んでいます。高校卒業後、当時の国鉄に入社し鉄道マンとして働く傍らで銅版画の制作や油彩画を手がけ毎年、東京都内で開かれる国展に出展してます。菊池さんはこれまでに国展で新人賞を2回受賞したほか、都内での個展やテレビ番組のスタジオアート作品を手がけるなど幅広い活動を行っています。きょうから始まった作品展では、植物や海外の町並み、建物などを題材にした銅版画の作品が展示されています。また、銅の板に鉄のペンで下絵を描いた原版と、銅版画プレス機を使って完成させた作品を並べ、銅版画の繊細な技法を紹介する展示もあります。そのほかにも板に描いた油絵を大型のパネルに貼り付け、立体感を出した作品も展示されています。菊池さんの銅版画展は、今月31日土曜日まで風の丘ギャラリーで開かれています。

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