2014年5月15日放送

遠高野球部 春の県大会に向けて

対戦相手が決まった遠野高校野球部。夏の大会のシード権獲得を目指し必死に白球を追いかける選手たちを取材しました。春の県大会花巻地区予選、第1代表決定戦で、強豪花巻東を1対0で下し、勢いに乗って県大会に臨む、遠野高校野球部。去年の秋の県大会では、準々決勝で盛岡大附属と対戦し自分たちのミスで敗れました。チームはこの悔しさを胸に打倒私立を合言葉に守備力アップに重点を置いて練習を重ねてきました。今月行われた地区予選では練習の成果もみられ3試合を戦いエラーは3つと力を入れてきた守りに安定感が出てきました。現在、夏の県大会のシード権獲得に向けて、課題である攻撃力の強化に努めています。打撃練習ではとにかく低いするどい打球で守備の間を抜くことを徹底します。選手たちは限られた時間の中で課題克服のためにバッティング練習に汗を流していました。このチームを率いるのは、菊池暁監督35歳です。菊池監督は1996年の春の選抜甲子園へ合併前の釜石南高校のキャプテンとして出場。遠野高校で監督を務めてことし3年目です。菊池監督は選手たちにどんな場面でも絶対に諦めない執念のプレーが勝利を導くことを強く訴えます。選手たちはその気持ちに応えようとボール1球に魂を込め気迫あるプレーでお互いを鼓舞しあっていました。チームのエースは3年の菊池亜聖投手。身長173センチの右腕で120キロ後半のストレートを両サイドに投げわけ3つの変化球を巧みに操りバッターを抑えていきます。地区予選ではフォアボールを出さないピッチングで、強豪花巻東打線をわずか5安打に抑えました。菊池投手はエースとしての自覚を強め、練習に取り組んでいます。コントロールとランナーを背負ってからの粘り強いピッチングが持ち味です県大会でもバックを信頼して粘り強く投げベスト8に入りシード権を獲得することが目標です。チームは伝統である「守り勝つ野球」にさらなる磨きをかけようと全力疾走など基本を徹底して鍛え、心身ともに強いチームを作り上げます。<遠野高校野球部佐々木築主将インタ>県大会ではベスト8以上に入り夏のシード権をとれるように頑張っていきたいと思う地区予選では強豪校を撃破しましたが、チームは気を引き締め直し、県大会上位進出を狙います。

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